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 朝日新聞宮崎総局の屋上にあるコンテナビオトープ。田んぼの土でつくった陸地部分は、夏にかけて青々と草が茂っていった。やがて1メートルほどまで草丈を急激に伸ばし、ほかの植物を圧迫するまでに勢いづいたものがあった。

 よく見るタイプのイネ科の草。この手の植物はややこしいらしい。牧草などとして導入され、野生に定着した外来のものと、在来のものが入り乱れて存在するからだ。

写真・図版
左奥の陸地部分ではイネ科の外来種が大きく伸びて他の草を圧迫していた=2024年8月8日

 地域の自然とつながろうと設置した屋上ビオトープは、基本的にもともと地元にある植物で構成するのをルールにしている。識別アプリや図鑑と照合し、この大きく伸びた植物はスズメノヒエの仲間ということまでは見当がついた。

 しかしこの仲間は種類が多く在来も外来もある。ただのスズメノヒエ(在来)と思いたいが、シマスズメノヒエ(外来)にも見える。

 ビオトープ設置時にお世話に…

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